実行・デバッグ設定


プログラムの実行・デバッグの設定方法を説明します。




実行・デバッグ設定


実行とデバックの設定画面は、設定画面がほぼ同じであるため、以下の説明に用いる説明図は実行の設定画面を用いています。
プログラムの実行の設定を行う場合は、メニューの[実行]-[構成および実行]を選択します。デバッグの設定を行う場合は、[実行]-[構成およびデバッグ]を選択します。
下図 のような、ダイアログが表示されます。Java アプリケーションの新規の実行・デバッグ設定を作成する場合は、左ペインで[Java アプリケーション]を選択し、(新規)ボタンをクリックします。画面右に表示される画面に設定を行います。



(クリックすると拡大します。)



各タブで設定する内容の概要を下の表 に示します。


表 : 実行・デバッグ設定





例として、以下に示すコマンドラインによる実行を、「構成および実行」で設定する方法を紹介します。なお、以下のコマンドラインの例では改行を入れていますが、実際には1 行で指定します。


java .................................................................................java コマンド
-showversion .............................................................................VM 引き数
-classpath "C:\usr\local\lib\log4j.jar"................................................. クラスパス
HelloWorldClass ........................................................................ 実行クラス
Hello World ...................................................................... プログラム引き数


package sample;


import org.apache.log4j.Logger;
import org.apache.log4j.BasicConfigurator;

public class HelloWorldClass {
    static Logger logger = Logger.getLogger(HelloWorldClass.class);

   public static void main(String arg[]) {
         for (int i = 0; i < arg.length; i++) {
             System.out.println(arg[i]);
         }
         BasicConfigurator.configure();
         logger.info("Tihis is INFO.");
         logger.debug("This is DEBUG.");
         logger.error("This is ERROR.");
      }
 }


① 「実行クラス」の設定
「実行クラス」の設定は、[メイン]タブで行います。[メイン・クラス]に「実行クラス」を指定します。


図 : [メイン]タブの設定




② 「プログラム引数」、「VM 引数」の設定
プログラム引数、VM 引数の設定は、[引数]タブで行います。
[プログラムの引数]に「プログラム引数」を、[VM 引数]に「VM 引数」を指定します。本ドキュメントでは、「プログラム引数」として「Hello World」を設定し、VM 引数として実行に使用された、JavaVM のバージョンを表示するために「-showversion」を設定します。


図 : [引き数]タブの設定




③ 「クラスパス」の設定
「クラスパス」の設定は、[クラスパス]タブで行います。
[クラスパス]リストから、[ユーザー・エントリー]を選択して、[外部JAR の追加]ボタンをクリックします。ファイル選択ダイアログより、クラスパスに追加したいJAR ファイルを選択して[OK]ボタンをクリックします。なお、プロジェクト生成時に設定する(コンパイル時に使用する)外部JAR ファイルは、実行・デバッグ時のクラスパスとして設定が、自動的に引き継がれています。


図 : [クラスパス]タブの設定

(クリックすると拡大します。)


以上の設定終了後、[実行]または[デバッグ]ボタンで実行するか、[適用]ボタンをクリックして設定を保存後、[閉じる]で設定を終了します。


図 : 実行した場合のイメージ