ファイルとエディターの関連付け
eclipse のワークベンチ内からファイルを開く際、ファイル・タイプ別に開くために用いるエディターを設定できます。
(1) ファイル・タイプを利用した関連付け
メニューから[ウィンドウ]−[設定]を選択し、設定画面の左ペインより[一般]−[エディター]−[ファイルの関連付け]を選択します。上部に[ファイル・タイプ]のリストが表示され、下部に上部で選択されたファイルに関連付けられたエディターが表示されます。ここでファイル・タイプと関連付けるエディターのカスタマイズが可能です。

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例として、「.xls」ファイルをMicrosoft Excel に対応付ける方法を示します。ただし、MicrosoftExcel がインストールされていることが前提です。
ファイル・タイプに「.xls」ファイルを追加するため、ファイル・タイプの[追加]ボタンをクリックします。表示された新規ファイル・タイプ画面の[ファイル・タイプ]に「*.xls」を入力し、[OK]ボタンをクリックします

[ファイル・タイプ]のリストから「*.xls」を選択し、[関連付けられたエディター]の右側にある[追
加]ボタンをクリックします。

[エディターの選択]ダイアログから、ファイルに関連付けたいエディターを選択します。今回はMicrosoft Excel に対応付けるため、[外部プログラム]にチェックを入れ、一覧から[Microsoft
Excelワークシート]を選択して[OK]ボタンをクリックします。

複数のエディターを関連付けた場合は、どれか1 つをデフォルトに設定します。[関連付けられたエディター]のリストにて、デフォルトに設定したいエディターを選択し、[デフォルト]ボタンをクリックします。

設定完了後、[OK]ボタンをクリックし、設定を反映します。「パッケージ・エクスプローラー」ビューの「.xls」ファイルをダブルクリックすると、デフォルトで設定されたMicrosoft
Excel が別ウィンドウで起動し、ファイルが表示されます。また、登録した他のエディタで表示したい場合は、「パッケージ・エクスプローラー」ビューでファイルを右クリックし、[アプリケーションから開く]からエディタを選択することで開くことができます。

(2) コンテンツ・タイプを利用した関連付け
ファイル・タイプをコンテンツ・タイプに関連付けると、個別にエディターを設定することなく、指定したコンテンツ・タイプのエディターを利用することができます。
メニューの[ウィンドウ]−[設定]より設定画面を開き、左ペインより[一般]−[コンテンツ・タイプ]を選択します。上部に[コンテンツ・タイプ]のリストが表示され、下部に上部で選択されたコンテンツ・タイプに関連付けられたファイル・タイプが表示されます。コンテンツ・タイプを選択して、[追加]ボタンをクリックします。

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例として、「.foo」ファイルをJava ソースと関連付けます。新規ファイル・タイプ画面の[ファイル・タイプ]に「*.foo」を設定し、[OK]ボタンをクリックします。

コンテンツ・タイプに「*.foo」が追加されたことを確認し、[OK]ボタンをクリックします。

「パッケージ・エクスプローラー」ビューを確認すると、「.foo」ファイルのアイコンがJava ソー
スのアイコンで表示され、エディターの選択肢に「Java エディター」が追加されます。

バックグラウンド処理
バックグラウンド処理の設定を行うことにより、多くの処理をバックグラウンドで実行できるようになります。バックグラウンドで処理が実行される場合、その間に別の処理を行うことができます。
メニューの[ウィンドウ]−[設定]より設定画面を開き、左ペインより[一般]を選択し、設定画面で[常にバックグラウンドで実行]のチェックボックスにチェックします。

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設定後、ビルドなどの処理を実行すると、ワークベンチ右下に処理の進行状況を示すバーが表示されます。また、バーの右側にあるマークをクリックすると、進行状況の詳細を確認することができます。

ワークスペース指定
eclipse 起動時に使用するワークスペースを選択することができます。起動時に表示される以下のダイアログにてワークスペースフォルダを指定して[OK]ボタンをクリックすることにより、指定したワークスペースが開きます。なおWindows
の場合、初回のワークスペースがユーザディレクトリに設定されています。複数の環境を利用する場合等を考慮し、個別にワークスペースを選択することを推奨します。
図 : eclipse 起動時のワークスペースの選択ダイアログ |

eclipse 起動後にワークスペースを切り替えたい場合は、メニューの[ファイル]−[ワークスペースの切り替え]から切り替えることができます。

表示する機能グループの設定
表示する機能グループの設定を行うことにより、ユーザは必要な機能のUI のみを画面上に表示することができます。「機能グループ」とは、関連する機能がグルーピングされたものを指します。
表示する機能グループの設定は、設定画面の左ペインより[一般]−[機能]より行います。デフォルトでは以下の2 つの機能グループが存在しており、全て有効となっています。
・ 開発
・ チーム

例えばユーザがチームに関連する作業を行わない場合、「チーム」の設定を無効にすることにより、関連する項目が表示されなくなるため、ユーザの操作性が向上することになります。
ヒストリーサイズの設定
テキストエディターの「元に戻す」機能に対するヒストリーサイズ(履歴回数)を設定することができます。
ヒストリーサイズは、設定画面左ペインの[一般]−[エディター]−[テキスト・エディター]で設定します。[「元に戻す」ヒストリーのサイズ]に0-99999
の値を入力し、[OK]ボタンをクリックします。

行番号の表示
エディターに行番号を表示することができます。
行番号を表示するには、設定画面左ペインの[一般]−[エディター]−[テキスト・エディター]で設定します。[行番号の表示]にチェックして、[OK]ボタンをクリックします。


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