Javadoc の吹き出し Javadoc の吹き出しとは、コーディング中にエディターからクラスの説明や、メソッドの説明を参照する機能のことです。 「パッケージ・エクスプローラー」ビュー、または「ナビゲーター」ビューで編集するファイルを選択してダブルクリックし、エディターで開きます。編集するコードにカーソルを置くと以下のように「Javadoc の吹き出し」にクラスやメソッドなどの説明が表示されます。またF2 キーを実行すると、画面サイズが調整できるようになり、説明全体を確認することができます。
Javadoc の吹き出しは、JAR ファイルにJavadoc コメントが記述されているソースを添付することによって、詳細情報を表示できるようになります。ソースの添付方法は『eclipse の設定』 - 『クラスパスの設定』のここ を参照して下さい。 またMergeDoc というプラグインを利用すると、Javadoc コメントを日本語化することができます。MergeDoc については別節 を参照してください。 コンテンツ・アシスト コーディング時に役立つコンテンツ・アシスト機能について説明します。 コーディング途中でクラス名やメソッド名などを途中まで入力し、Ctrl+Space を実行すると以下のようにコンテンツ・アシストが表示されます。
入力した文字に一致するものから順番に表示され、入力を続けるとリアルタイムに候補が絞られていきます。候補を選択すると、その横にコンテキスト・ヘルプが表示されます。リターンキーを実行、もしくはダブルクリックで補完されます。 クイック・アウトライン クイック・アウトライン機能はクラス内のフィールド・メソッドの一覧を表示させ、その内の1つを選択することにより、宣言箇所にカーソルを移動させる機能です。 エディター画面でCtrl+O を実行すると以下のようにクイック・アウトラインが表示されます。クイック・アウトラインには、クラス内のフィールド・メソッドの一覧が表示されます。
ここで表示されたフィールド・メソッドを選択すると、その宣言箇所にカーソルが移動します。 また、文字を入力していくと一致したものから順番に表示され、入力を続けるとリアルタイムに候補が絞られます。 さらに、再度Ctrl+O を実行すると、継承されたフィールドやメソッドを表示することができます。
クイック階層 クイック階層機能は、メソッドやフィールドの継承関係を調べたい場合などに使用します。 エディター画面上で継承関係を調べたいメソッドやフィールドにカーソルを合わせ、Ctrl+T を実行すると、以下のようにクイック階層ウィンドウが表示されます。クイック階層ウィンドウにはフィールドの階層関係が表示されます。
ここで表示されたクラスを選択すると、そのクラスの定義箇所にカーソルが移動します。また、文字を入力していくと一致したものから順番に表示され、入力を続けるとリアルタイムに候補が絞られます。 Javadoc の参照 エディターよりJRE やJAR ファイルのJavadoc を参照する方法を説明します。ただし、参照するJRE やJAR ファイルにJavadoc が添付されていることが前提となります。Javadoc 添付方法は、ここ を参照して下さい。 「パッケージ・エクスプローラー」ビュー、または「ナビゲーター」ビューで編集するファイルをダブルクリックして、エディターで開きます。編集するコードにカーソルを置いたままでShift+F2 を実行すると、Javadoc がブラウザが起動して開きます。
Java エレメントの宣言および参照の検索 ソースファイルのJava エレメント(パッケージ、型、メソッド、フィールド)の宣言および参照の検索方法を説明します。ただし、クラスパスに指定したJAR ファイルや、使用するJRE にソースが添付されていない場合、検索されたソースを表示することはできません。Javadoc 添付方法は、ここ を参照して下さい。 (1) 宣言の検索方法 エディター上で宣言部分を表示させたいクラス、メソッド、フィールドなどにカーソルを置き、ダブルクリックして選択状態にします。以下のいずれかを実行することにより、宣言箇所が表示されます。 ・ 右クリックより[宣言を開く]を選択 ・ メニューの[ナビゲート]-[宣言を開く]を選択 ・ F3 キーをクリック
元の画面に戻りたい場合はツールバーの ボタンをクリックします。 (2) 参照の検索方法 下図のように、定義が宣言されている行にカーソルを置き、ダブルクリックして選択状態にします。右クリックしてメニューより[参照]-[ワークスペース]を選択、またはEclipse のツールバーより[検索]-[参照]-[ワークスペース]を選択します。
以下のように検索結果が「検索」ビューに表示されます。検索結果のいずれかを選択してダブルクリックすると、参照しているファイルがエディターで開き、エレメントが表示されます。
元の画面に戻したい場合はツールバーの ボタンをクリックします。 参照の検索だけではなく、宣言部分、インプリメンター、読み取りアクセス部分、書き込みアクセス部分の検索も同様に行うことができます。 また、検索結果に対してフィルターをかけることができます。フィルターをかけるには、「検索」ビューの右上にある ボタンをクリックし、ドロップダウンメニューから[フィルター]を選択し、フィルターの設定を行います。 親クラスの検索方法 メソッドをオーバーライドした場合、エディター画面上で以下に示すように (緑色の△)マークが表示されます。この をクリックすることにより、その親メソッドが表示されます。同様に、メソッドをインプリメントした場合、 (白色の△)マークが表示されます。 コンパイルエラーの修正 ソースを編集した後にCtrl+S を実行すると、ファイルが保存されると同時にインクリメンタル・コンパイルが実施されます。コンパイルエラーがある場合、エラー修正に役立つ様々な情報が提供されます。 以下にコンパイルエラーの例を説明します。 コンパイルエラーが発生した場合、「パッケージ・エクスプローラー」ビューにエラーのあるプロジェクト、パッケージ、ソースファイルにエラーマークが表示されます。また、「問題」ビューにエラーのタスクが表示されます。タスクを選択しダブルクリックすると、ソースファイルの修正箇所が選択されます。
エディターの左に黄色い電球マークが表示されている場合、マウス左クリック、もしくはCtrl+1を実行すると以下のように修正候補が表示されます。
修正候補の通りに修正を行いたい場合は、修正候補を選択しリターンをクリック、またはダブルクリックを行います。再びCtrl+S を実行すると、ファイルが保存された後にインクリメンタル・コンパイルが実行されます。 |