コーディング ②





エディターを並べて表示


複数のファイルをエディターで開いた際、デフォルトでは以下のように重なった状態で表示されるため、複数のファイルを同時に参照することができません。


図 : エディターを重なって表示されている状態




eclipse ではファイルのタブをドラッグアンドドロップすることでエディターを縦や横に並べて表示することができます。移動するエディターのタブをドラッグし、ポインタをエディターの端に移動し、矢印(→、↓、↑、←)が表示されたらドロップします


図 : エディターを重なって表示されている状態




元のように重ねて配置したい場合は、同様にタブをドラッグし、重ねたいエディター上でフォルダーが重なったアイコンが表示されたらドロップします。
また同一ファイルを複数のエディターで開き、編集することもできます。複数のエディターで開きたいファイルをエディタで開き、タブ上で右クリックし、ポップアップメニューから[新規エディター]を選択します。


図 : [新規エディター]メニュー




開いたエディターを並べて表示すると、同一ファイルの別々の箇所を参照しながら作業を行うことができます。なお、一方のエディターで加えた変更は、他のエディターにも同時に反映されます。


図 : 1 つのファイルを複数のエディタで開いた状態







エディター内で使えるショートカットキー


(1) 主なショートカットキー

(a) 主なショートカットキー

デフォルトのエディター設定を使用している場合に利用できる、主なショートカットキーを下表 に記します。


図 : ショートカットキー一覧





また以下の方法で、ショートカットキーの一覧を参照することができます。
・ Ctrl +Shift+L を実行。
・ Eclipse ツールバーの[ウィンドウ]-[設定]から設定画面を開き、左ペインの[一般]-[キー]でキー画面を表示し、[表示]タブを参照。



(b) 実行・デバッグのショートカットキー

デフォルトのエディター設定を使用している場合、以下の方法で実行・デバッグのショートカットキーを利用できます。

● 実行
「パッケージ・エクスプローラー」ビューやエディターで実行するファイルを選択し、Alt+Shift+X を実行すると、実行に関連するショートカットキーの一覧が表示されます。


図 : 実行のショートカットキーを呼び出したところ



ショートカットキーの一覧から実行対象を選択するか、一覧に表示されたショートカットキーを実行することで、プログラムの実行を開始することができます。例えば[Java アプリケーションの実行]を実行する場合は、[Java アプリケーションの実行]を選択するか、「J」を入力します。


図 : Alt+Shift+X 実行後のショートカットキー




● デバッグ
「パッケージ・エクスプローラー」ビューやエディターで実行するファイルを選択しAlt+Shift+D を実行すると、デバッグに関連するショートカットキーの一覧が表示されます。
開始方法は、実行の場合と同じです。


図 : デバッグのショートカットキーを呼び出したところ




図 : Alt+Shift+D 実行後のショートカットキー




(2) キーバインディング設定

エディターのキーバインディングは「デフォルト」または「Emacs」を選択できます。設定は、
キー画面(設定画面の左ペイン[一般]-[キー])の[変更]タブを開き、[スキーム]で選択します。また、
コマンドごとに設定を変更することができます。


図 : キーバインディングの設定

(クリックすると拡大します。)





エディターの一覧表示


eclipse では複数のエディター(ファイル)を開いている場合、タブが横一列に表示されます。この表示領域には限りがあるため、多くのエディターを開いた場合、画面に表示しきれないエディターは、 マークでまとめられます。 マーク下に表示される数字は、現在表示されていないエディターの数を表しています。
マークをクリック、または、Ctrl+E を実行することにより、エディターの一覧が表示されます。太文字は、 マークでまとめられているエディターを表します。一覧からファイル名を選択することにより、表示することができます。また、一覧表示ウィンドウでファイル名を入力することにより、絞込みを行うこともできます。













コード・フォーマット機能


コード・フォーマット機能とは、あらかじめ設定したソースコードの表記ルールに従って、ソースのフォーマットを自動的に修正する機能です。コード・フォーマット機能は、Eclipse ツールバーの[ソース]-[フォーマット]、または、右クリックメニューの[ソース]-[フォーマット]から実行できます。
フォーマットの設定は、設定画面の[Java]-[コード・スタイル]-[フォーマッター]で行います。


図 : コードフォーマットの設定

(クリックすると拡大します。)



フォーマット(プロファイル)のタイプは、デフォルトで[Java 規約]、[Eclipse]、[Eclipse2.1]の3つが登録されていますが、ユーザが新規に作成することもできます。プロファイルを新規作成する場合は、[新規]ボタンをクリックし、「新規コード・フォーマッター・プロファイル」ダイアログにて[プロファイル名]と[次のプロファイルで設定を初期化]を指定して[OK]ボタンをクリックします。


図 : 新規プロファイルの作成




フォーマッター画面にて、新規に作成したプロファイルを[プロファイルを選択]メニューより選択して[編集]ボタンをクリックすると、「プロファイル ’<フォーマット名>’ の編集」ダイアログが表示されます。このダイアログでルールの詳細を設定します。



図 : プロファイルの編集

(クリックすると拡大します。)