デバッグ ②





コンソールビューの複数表示


コンソールビューを複数表示することができます。
コンソールビューを複数表示するには、コンソールビューの右上にある ボタンをクリックし、ドロップダウンメニューから[新規「コンソール」ビュー]を選択します。「コンソール」ビューが追加されます。


図 : 新規「コンソール」ビューの選択

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図 : 「コンソール」ビューを複数追加した状態

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デバッグログの保存


デバッグ時に、「コンソール」ビューに表示される内容をファイルに出力することができます。
Eclipse ツールバーで[実行]-[構成およびデバッグ]を選択し、デバッグ画面を表示し、対象の構成を開きます。本ドキュメントでは、「Java アプリケーション」を選択します。[共通]タブを開き、[標準入出力]グループで「ファイル」にチェックし、ファイルの保存場所を含むファイル名を入力します。デバッグを実行すると、指定したファイルが出力されます。


図 : デバッグ画面の[共通]タブ

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変数名の検索


「変数」ビューにおいて、変数名で変数を検索することができます。
「変数」ビュー上で右クリックし、ポップアップメニューの[検索]より検索画面を表示します。[表示する変数の選択]に検索対象の変数名を入力すると[変数のマッチング]に絞り込まれた結果が表示されます。検索結果から検索対象の変数を選択し、[OK]をクリックします。


図 : 変数の検索




検索した変数がハイライト表示されます。


図 : 検索した変数がハイライト表示された状態







変数値の変更における式の利用


変数値を変更する際に、式を利用することができます。
「変数」ビューに表示された変更対象の変数の上で右クリックし、ポップアップメニューから[値の変更]を選択します。


図 : [値の変更]メニュー




式を入力し、[OK]ボタンをクリックします。






入力した式が不正である場合はエラーが報告され、値の変更は行われません。






選択した変数が、String のように値・式の両方で値を変更できる場合は、画面下のラジオボタンで、入力方式を選択することができます。[リテラル・テキスト]を選択した場合は、任意のString値を入力します。[評価の入力]を選択した場合は式を入力します。


図 : String 型変数の変更([リテラル・テキストの入力]を選択した場合)




図 : String 型変数の変更([評価の入力]を選択した場合)







変数値の確認


変数値を確認で、toStringメソッドの結果を表示することができます※。
toString メソッドの結果を表示するには、「変数」ビューの右上にあるボタンをクリックし、ドロップダウンで[レイアウト]-[垂直方向のビュー]または[水平方向のビュー]を選択します。変数ビューにtoString メソッドの結果が表示されます。


注※ デフォルトでは、「垂直方向のビュー」が設定されているためtoString メソッドの結果が下に表示されます。


図 : [レイアウト]メニュー




図 : toString の結果(垂直方向ビューの場合)




図 : toString の結果(水平方向ビューの場合)







デッドロックの視覚的確認


「デバッグ」ビューにおいて、デッドロックを赤くハイライト表示することができます。
「デバッグ」ビューの右上にある ボタンをクリックし、ドロップダウンから[モニターの表示]を選択します。


図 : モニターの表示




スレッドの状態を確認するため、スレッドを ボタンで一時停止します。「デバッグ」ビューでロックされたスレッドが赤くハイライト表示されます。



図 : 「デバッグ」ビューにおけるロックのハイライト表示