リファクタリング





エレメントの名前変更


ソースコードの変数名やメソッド名称を変更する場合、宣言箇所と複数の参照箇所を全て修正する必要があります。eclipse ではリファクタリング機能が用意されており、この機能を利用することで関連する宣言箇所、参照箇所を一括して修正することが可能です。
エディター上で名称を変更したい変数またはメソッドを選択して、右クリックのメニューより[リファクタリング]−[名前変更]を選択します。


図 : 名前変更

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ダイアログにて、[新しい名前]項目に変更後の名前を入力し、[OK]ボタンをクリックします。また、名前を入力後、[プレビュー]ボタンをクリックすると、変更箇所を事前に確認することができます。


図 : 名前変更




図 : プレビューでの確認

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使用していない変数・private メソッドの削除


ソースを編集時に変数やメソッドを追加、削除を繰り返し、使用していない変数やメソッドが残ってしまうことがあります。このような場合、以下の操作により使用していない変数やprivate メソッドをマーク表示させることができます。
対象のプロジェクトを選択後、右クリックのメニューより[プロパティー]を選択し、プロジェクトのプロパティ画面を開きます。左ペインより、[Java コンパイラー]−[エラー/警告]を選択します。
ダイアログにて、[プロジェクト特定設定を使用可能にする]にチェックを入力し、[不要なコード]グループ下の [未使用のローカルまたはprivate メンバー]項目を[警告]に設定して、[OK]ボタンをクリックします。


図 : コンパイラーの設定の変更

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上記設定を行った後にコンパイルを実行すると、エディター上で使用していない変数やprivateメソッドに警告マークが付きます。


図 : 使用していない変数・private メソッド







Getter、Setter の追加


フィールド変数は、通常対応するGetter/Setter メソッドを定義することになります。以下の操作により、Getter/Setter メソッドを自動生成することが可能です。
フィールド変数を書き込んだ状態で、エディタ上を右クリックし、メニューより[ソース]−[GetterおよびSetter の生成]を選択します。


図 : Getter およびSetter の生成




ダイアログの[作成するGetter およびSetter の選択]項目にて、Getter およびSetter の生成対象の変数にチェック入力し、[挿入ポイント]を設定します。設定完了後、[OK]ボタンをクリックすると、ソースコードにGetter およびSetter が挿入されます。


図 : Getter およびSetter の生成





図 : 生成されたGetter およびSetter